大杼(だいじょ)[BL11]

大杼だいじょBL11

  • 足の太陽膀胱経
要穴: 八会穴の骨会

効能

呼吸器疾患に有効です。風邪による発熱、セキ、咽喉炎、結核症疾患に有効です。

頭痛
咳嗽
肩こり
その他:発熱、鼻づまりなど

取り方

陶道(督脈)の外方1寸5分に取る。
※大杼から白環兪までの経穴は、後正中線外方1寸5分とする。

部位

上背部、第1胸椎棘突起縁と同じ高さ、後正中線の外方1寸5分。

成り立ち

大杼にある杼(シャトル)は機織り機の縦糸(経糸)に横糸(緯糸)を通すため、左右に行き来する道具。この杼と椎骨の横突起が似ているため、椎骨が杼骨(じょこつ)と呼ばれたという説や、 杼が椎骨の棘突起に似ていて杼骨と呼ばれたという説がある。頸椎のうち最も棘突起が大きい第七頸椎(別名「隆椎(りゅうつい)」)が大杼骨と呼ばれている。