殷門(いんもん)[BL37]

殷門いんもんBL37

  • 足の太陽膀胱経

効能

腰背痛、坐骨神経痛に有効です。

坐骨神経痛
腰痛
大腿部痛
その他:下肢の麻痺、下肢のしびれなど

取り方

承扶と委中とを結ぶ線の中点の上方1寸で、大腿二頭筋と半腱様筋との間に取る。
※深部に坐骨神経が通る。

部位

大腿部後面、大腿二頭筋と半腱様筋の間、殿溝の下方6寸。

成り立ち

殷門の殷は、「盛ん、多い、大きい」また「痛む」の意味。門は、「出入り口」のこと。殷門は「痛み」が現れたり、それを治療する経穴(主に坐骨神経痛)の意味。さらに、殷には「赤い、中央」の意味もあるため、殷門は赤い大腿の筋をイメージし、承扶と委中の「中央」にあるので名づけられたとする説もある。