廉泉(れんせん)[CV23]

廉泉れんせんCV23

  • 任脈

効能

失語
嚥下障害
舌下腫脹
その他:舌のこわばりなど

取り方

頚部を軽く後屈して舌骨を触れ、その上際陥凹分に取る。

部位

前頚部、前正中線上、喉頭隆起上方、舌骨の上方陥凹分。

成り立ち

廉泉の泉は陥凹部を意味し、舌骨上方にある陥凹部を指す。廉に関しては様々な意見があり、廉が「建物の 境目、かど(出隅[ですみ])、もしくは部屋の隅(入隅[いりずみ])、稜線」を指すと解釈する場合、廉は「喉頭隆起(ちょうど出隅のよう)」ないしは「舌骨体(ちょうど入隅のよう)」を指すという説がある。さらには、廉が「簾(すだれ)」を意味し、舌骨に付く筋をすだれに例えたものという説もある。