環跳(かんちょう)[GB30]

環跳かんちょうGB30

  • 足の少陽胆経

効能

股関節のリウマチや神経痛、脳卒中、運動麻痺に有効です。

腰腿痛
下肢痛
股関節痛
その他:下肢麻痺、膝痛など

取り方

仙骨裂孔(督脈の腰兪)と大転子の頂点とを結ぶ線を3等分し、大転子頂点から3分の1のところに取る。

【別説】上前腸骨棘と大転子の頂点とを結ぶ線を3等分し、大転子の頂点から3分の1のところに取る。

部位

臀部、大転子の頂点と仙骨裂孔を結ぶ線上、大転子頂点から3分の1。

【別説】大腿部、大転子の頂点とを結ぶ線を3等分し、大転子の頂点から3分の1のところに取る。

成り立ち

環跳は、取穴時の様子が跳ぶときのように膝を深く曲げ、環のように腰を曲げるため、ないしは、その際に、環跳のようなくぼみができる部分にある経穴の意味。股関節が、跳ぶ際の環のような下腿の運動の「軸」であることを示すという説もある。