湧泉(ゆうせん)[KI1]

湧泉ゆうせんKI1

  • 足の少陰腎経
要穴: 腎経の井木穴

効能

婦人科疾患で足・腰・下腹部が冷えて痛むような場合、特に下腹部に塊があり、これが痛むようなな婦人病に効果あり。男子でもこのような場合にはお灸をすると下腹部が温まり痛みが消える場合がある。高血圧症やのぼせ症にはお灸をすると良い。
神経衰弱の不眠症で肝虚証には湧泉穴と肝兪穴のお灸か鍼で改善することがある。呼吸器疾患で熱、咳(せき)がある場合、また新造園、心筋梗塞、喘息等の心臓病、腎臓病にも有効。扁桃炎やその周囲炎にも有効。足底中心部が冷え、ほてりに有効。

めまい
頭痛
失語
その他:ヒステリー、熱中症、高血圧症など

取り方

足指を屈曲して、第2・第3指の間のみずかきと踵を結ぶ線を3等分し、みずかきから3分の1のところに取る。

部位

足底、足指屈曲時、足底の最陥凹部。

成り立ち

湧泉は、足底にあるくぼみにあり、腎経の気血が地下から泉のように湧いて出てくる井木穴を示す。