歩廊(ほろう)[KI22]

歩廊ほろうKI22

  • 足の少陰腎経

効能

心臓病や肺、気管支、肋間神経痛に起こる病症に有効です。

咳嗽
気喘
胸痛
その他:嘔吐、肋間神経痛など

取り方

第5肋間で前正中線の外方2寸に取る。
※歩廊から彧中までの経穴は、前正中線と乳頭線との中脘の線と、各肋間との交点に取る。

部位

前胸部、第5肋間、前正中線の外方2寸。

成り立ち

歩廊の廊の字は、両側、両端の「両」と同系で、二つの部屋を結ぶ通路や、本堂の両側に造る「小部屋、周屋」を指す。歩廊は、「大胸筋」という本堂の下縁にあって左右の周屋、つまり左右の第5肋間にある経穴、または胸骨の両側にある「肋間」という小部屋をわたり歩くための長い廊下の最初の部分の経穴の意。