神封(しんぽう)[KI23]

神封しんぽうKI23

  • 足の少陰腎経

効能

心臓病や肺、気管支、肋間神経痛に起こる病症に有効です。

心痛
咳嗽
気喘
その他:嘔吐、肋間神経痛など

取り方

膻中(任脈)の外方2寸に取る。
※第4肋間の高さには前正中線から、膻中(任脈)、神封、乳中(胃経)、天池(心包)、天渓(脾経)、輒筋(胆経)、淵腋(胆経)が並ぶ。

部位

前胸部、第4肋間、前正中線の外方2寸。

成り立ち

神封の神は、古代中国において精神の昨日を宿すと考えられた心(臓)を指す。神封は、心(臓)を封じる部分の経穴の意味。心臓は左の第2〜第5肋間の位置にあたり、神封は第4肋間に位置する。さらに心疾患の治療に効果のある経穴ともいわれる。