手三里(てさんり)[LI10]

手三里てさんりLI10

  • 手の陽明大腸経

効能

歯痛、扁桃炎、顔面の腫れ物等があり手三里付近に圧痛やコリ感がある場合に有効。半身不随、上肢の神経痛、化膿性疾患に多壮灸が有効。

下歯痛
眼痛
下痢
その他:腹痛、頬の痛みなど

取り方

曲池の下方2寸に取る。

部位

前腕後外側、陽渓と曲池を結ぶ線上、肘窩横紋の下方2寸。

成り立ち

手三里の里は「気血の集まる」ところを、人の集まる「里」に例えたもの。手三里は、曲池から2寸のところにある経穴だが、曲池から3寸とする説も少ないながら存在する。経穴名における1里は1寸を表わし、前腕における1寸は前腕の長さの1/12となる。