天鼎(てんてい)[LI17]

天鼎てんていLI17

  • 手の陽明大腸経

効能

頚、のどの病に有効。歯痛、扁桃炎には天鼎に圧痛がでる。この部分のコリをとると歯痛、のどの痛み、胸のつかえ等が一時的に治ることがある。

咽頭部痛
失音
肩関節痛
その他:頚肩腕痛など

取り方

扶突の下方で胸鎖乳突筋の後縁に取る。

部位

前頚部、輪状軟骨と同じ高さ、胸鎖乳突筋の後縁。

成り立ち

天鼎の鼎(かなえ)とは古代中国の3本脚の青銅器の一種。 天鼎は、天(頭部)を左右の胸鎖乳突筋と脊椎の三本脚で支えているとみなすとか、左右の天鼎と大椎で支えているため、または左右の大腸経と督脈で支えているなど諸説がある。