偏歴(へんれき)[LI6]

偏歴へんれきLI6

  • 手の陽明大腸経
要穴: 大腸経の絡穴

効能

歯痛や鼻血に鍼・灸・皮内鍼等有効。

目の充血
顔面神経麻痺
難聴
その他:鼻血、耳鳴り、歯痛、手関節痛など

取り方

陽渓と曲池とを結ぶ線を4等分し、陽渓から4分の1のところに取る。

部位

前腕後外側、陽渓と曲池を結ぶ線上、手関節背側横紋の上方3寸。

成り立ち

偏歴の偏は「片端」、歴は「めぐる」の意味で、前腕背面の片端を「めぐる」経絡中にある経穴を表わす。もしくは、偏は「斜め」を意味し、大腸経の絡穴である偏歴から肺経に向かって「斜めに」走ることから名づけられた。