侠白(きょうはく)[LU4]

侠白きょうはくLU4

  • 手の太陰肺経

効能

心窩部の痛み、胸の苦しさ、吐き気、心臓疾患

咳嗽
気喘
胸満
その他:上肢痛、肩関節周囲炎

取り方

天府の下方1寸で上腕二頭筋の外側縁に取る。

部位

上腕前外側、上腕二頭筋外側縁、腋窩横紋前端の下方4寸。

成り立ち

侠白(きょうはく)の侠は、「挟(はさ)む」の意味。白は、五行論では、肺と同じく「金」の行に属す。侠白は、左右の上肢が脇、つまり「肺」を挟むことから名付けられた。「受世保元」(明代の医書)によれば、乳頭に墨で印をつけ、乳を「挟む」ように上腕を交差させ、墨が腕に付いた場所が侠白とされる。