太淵(たいえん)[LU9]

太淵たいえんLU9

  • 手の太陰肺経
要穴: 肺経の兪土穴 肺の原穴 八会穴の脈会

効能

呼吸器疾患で消化器の衰えたからくるカラダのだるさ関節の痛み。

咳嗽
気喘
主関節痛
その他:乳房刺痛、手掌のほてり、血管炎、咽頭痛など

取り方

手関節面横紋上で、橈骨動脈拍動部に取る。
※太淵、大陵(心包経)、神門(心経)は手関節掌側横紋上に並ぶ。

部位

手関節前外側、橈骨茎状突起と舟状骨の間、長母指外転筋腱の尺側陥凹分。

成り立ち

太淵の太は「大きい」ことを意味する。淵の時は「水深が深く、よどんでいるところ」を表わし、経穴名としては「深いところ」、つまり陥凹部を指している。太淵は、橈骨と手根骨の間の大きい陥凹部にある経穴。