曲沢(きょくたく)[PC3]

曲沢きょくたくPC3

  • 手の厥陰心包経
要穴: 心包経の合水穴

効能

水経が虚し、火実として熱があり、苦しがり、精神がおどおどしているときに有効です。

心痛
胃痛
嘔吐
その他:肘関節痛、心悸、熱病など

取り方

肘関節を屈曲して上腕二頭筋腱を緊張させ、その腱の内側陥凹中に取る。
※上腕動脈拍動部で、尺沢(肺経)と少海(心経)とのほぼ中点にあたる。
※曲沢から大陵までの長さを1尺2寸とする。

部位

肘前面、肘窩横紋上、上腕二頭筋腱内方の陥凹部。

成り立ち

曲沢は、肘を屈曲することによって生じる肘窩横紋内側端の沢のようなくぼみにある経穴。また、気血が肘の付近で関節や筋を潤すことを沢で表現している。