大都(だいと)[SP2]

大都だいとSP2

  • 足の太陰脾経
要穴: 脾経の滎火穴

効能

胃腸病、腹脹、嘔吐、神経性胃痛等に有効です。消化器病で裏熱のある場合、隠白同様、刺絡が有効。滎火穴として邪熱を瀉す意味である。手足が冷える場合、灸が有効です。

胃痛
腹脹
便の異常
その他:嘔吐、糖尿病、倦怠感など

取り方

第1中足指節関節の内側を触察し、その前部に触れる陥凹中、表裏の境目に取る。

部位

足の第1指、第1中足指節関節内側の遠位陥凹部、赤白肉際。

成り立ち

大都の大は、大きい指、足の第1指を指し、都は「盛りあがった」指の付け根(母指球)を指す。また、大きい都に人が集まるように、ここに諸病が集まるが、大都が治療に役立つとも言われる。