三陰交(さんいんこう)[SP6]

三陰交さんいんこうSP6

  • 足の太陰脾経

効能

婦人病と男子生殖器病の名穴である。各種婦人病には腎経の照海とともによく効く穴で婦人の三里とも敬称される大切な穴。男子の生殖器の病にも効く。淋病、陰萎(ED)、遺精(夢精など)、尿道炎等に効く。婦人の更年期障害には陰陵泉とともに灸をして効果が出ることが多い。足が冷えて頭に血がのぼる人に、三陰交に置鍼を30分以上していると足が次第に温まってくる場合がある。三陰交は男女ともに虚弱体質、胃腸が弱い人が足三里とともに健康灸として毎日施術して健康になった例が非常に多い。脚気(かっけ)にも良い。

月経不順
不妊症
冷え性
その他:更年期障害、腹脹、EDなど

取り方

内果尖の上方3寸、脛骨の内側縁と後脛骨筋との間に取る。

部位

下腿内側(脛側)脛骨内縁の後際、内果尖の上方3寸。

成り立ち

三陰交では、足の三陰経(脾経、腎経、肝経)が交わる。