陰陵泉(いんりょうせん)[SP9]

陰陵泉いんりょうせんSP9

  • むくみ
要穴: 脾経の合水穴

効能

胃腸、婦人生殖器、泌尿器、腰、膝、足の病に効果がある。胃腸炎、腹の冷え、子宮病、その他婦人病一般に効き、膝関節炎、脚気の名穴とされる。小便に関係のある遺尿(尿失禁)、尿閉(膀胱から尿をまったくまたはほとんど排出できなくなった状態)の病に有効。婦人の更年期障害、高血圧にも有効です。

下痢
小便不利
膝痛
その他:陰茎痛、女性器痛、浮腫など

取り方

脛骨内側縁を指頭で撫で上げたとき、指が止まるところに取る。

部位

下腿内側(脛側)、脛骨内側顆下縁と脛骨内縁が接する陥凹部。

成り立ち

陰陵泉の陰は「陰側」(脚では内側)を、陵は「隆起」を意味する。陰陵泉は、脛骨内側顆下方の「泉のようなくぼみ」の意味。