内庭(ないてい)[ST44]

内庭ないていST44

  • 足の陽明胃経
要穴: 胃経の滎水穴

効能

胃腸が弱り、腹が張り、下痢をしているときに有効です。顔面神経麻痺、歯痛にも有効です。神経衰弱に効果があり手足の冷えにも有効です。沢田流では裏内庭と称して第2指の裏側の高いところに墨をつけ、これを折り曲げて墨が足の裏についたところに灸をして熱さを感じないときは食あたりであるから熱を感じるまで施灸すると良い。

胃痛
腹脹
下痢
その他:歯痛、鼻血、熱病など

取り方

第2・第3中足指節関節の後外側陥凹中に取る。

部位

足背、第2・第3指間、みずかきの後縁、赤白肉際。

成り立ち

内庭は、庭の中に入るときに一番早く足が地につくところや、厲兌を「口、門」とした時に、「庭」にあたる経穴ともいわれる。