厲兌(れいだ)[ST45]

厲兌れいだST45

  • 足の陽明胃経
要穴: 胃経の井金穴

効能

腹が張る。黄疸等の胃腸症状、腹膜炎で腹水の溜まった場合、糖尿病等にも有効。また顔面の腫れ、顔面神経麻痺、扁桃肥大、上歯痛にも有効です。精神錯乱、ヒステリー、気絶等にも有効です。発熱を伴った急性症の場合、刺絡が有効です。

ノイローゼ
顔面浮腫
歯痛
その他:顔面神経麻痺、口内炎など

取り方

足の第2指爪根部近縁に引いた線と、外側縁に引いた線との交点に取る。

部位

足の第2指、末節骨外側、爪甲角の近位外方1分(指寸)、爪甲外側縁の垂線と爪甲基底分の水平線の交点。

成り立ち

厲兌の厲は、疫病など激しい症状の病に用いられる経穴を意味する。また、兌は「未」を表わし、足の末端の経穴の意味。「易経」では、兌は門を指す。