瘈脈(けいみゃく)[TE18]

瘈脈けいみゃくTE18

  • 手の少陽三焦経

効能

耳の病、脳充血、耳鳴り、頭痛に刺絡が有効です。

頭痛
難聴
耳鳴り
その他:嘔吐、下痢など

取り方

翳風から角孫に至る円弧上で、翳風から3分の1のところに取る。
※耳介を隔てて外耳孔と相対するところにあたる。

部位

頭部、乳様突起の中央、翳風と角孫を結ぶ(耳の輪郭に沿った)曲線上、翳風から3分の1。

成り立ち

瘈脈の瘈は、「痙攣(けいれん)、ひきつれ」を指し、小児の痙攣を治療するために効果のある経穴の意味。別説では、瘈は「ニワトリの足の蹴爪(けづめ)」をさし、耳の後ろの血脈が鳥の蹴爪に似ていることが由来という説もある。